校長コラムNO.4
- 公開日
- 2017/05/30
- 更新日
- 2017/05/30
おしらせ
人生に何かを期待するのは間違っている。人生があなたに期待しているのである。(フランクル) H29.4.21 校長
「〜が、こうしてくれない。」「なぜ○○は、こんなことを言うのだろう。□って言ってくれないのだろう。」「自分はこんなにやっているのに、どうしてわかってくれないのだろう。」「こうすればきっと〜となるはずだ。」等々、多くの凡人は、〜してくれないと憤慨し“くれない族”と化して反乱を起こす。また、ちっぽけな努力にもかかわらず大きな期待をする…。大人も子供も同じである。
人間は一様に孤独である。一人でできることにも限りがある。自分に与えられた一度の人生だから甘えることなく、福が来ることを待つだけでなく、自分が置かれた立場(職)に求められているものを真摯にとらえて日々努力し続けることが大切なのであろう。
教員として児童や保護者が求めていることをしっかりとやっているだろうか。世田谷小学校の一員として貢献できているだろうか。家庭においても自分の役を果たしているのだろうか…自分に期待されているものについてときどき振り返ってみることが、よりよく生きるためには不可欠である。
学級開き、専科開きが始まり、3週間目に入った。子どもたちは「くれない族」に化してはいないだろうか?「君にはこんなことを期待しているよ。」と伝えられているだろうか。連休を前にぜひ立ち止まってほしい。