校長コラムNO.7
- 公開日
- 2017/06/23
- 更新日
- 2017/06/23
おしらせ
「小1サポーターやっています。」 H29.6.16 校長
近隣の地域町会でも役員として活躍され、某小学校の「安全見守り隊」のボランティアも毎朝行っていらっしゃるYさんとの会話の中で、「小1サポーター」という言葉をお聞きした。4月から12月までの間の都合の良い日、良い時に1年生の教室に入り、一斉指導の中での個別の声掛けをされているという。時間に縛られることなく、先生方を助けることができるボランティアなので、楽しいと言う。
また子どもたちが顔や名前を覚えてくれて、自然に寄ってきては、色々な話を口々に聞かせてくれることも嬉しく、生甲斐であるとも。Yさんは、後期高齢者の年齢に達し会社への通勤もなくなったので、様々なボランティアに取り組んで新たな世界を広げていくことが楽しいと笑顔で語られていた。富士登山を毎年恒例とし、山頂の記名帳に名前と年齢を記されているという。
人間いくつになっても誰かの為に役に立とうと、自分から動いていくことが大切なのだろう。退職して時間ができた分、社会に何らかの形でお返ししていくことがこれまで生きて来たことへのご恩返しとしても大切なのだろう…と思いつつも、自分はできるのかどうかは自信がない。
でも、「小1サポーター」としてかわいらしい子供たちとつながることができることは、ほんの少しでも未来に貢献することでもあり、学校にとっても願ってもない存在になれる。
動いて、人と会って、話して、…世界を広げていくのは、自分自身なのだ。脳を使えば使うほど血の巡り、ホルモンバランス、神経細胞も活性化され、若さを保つということをご自身の姿で示されている。
老人化させるのは誰でもない自分なのであろう。「生涯青春!」と前向きに生きていきたいものである。