祖師谷小から理科ニュース No.7
- 公開日
- 2020/04/16
- 更新日
- 2020/04/16
学校の様子
?みなさん!こんにちは!
祖師谷小から理科ニュースです!
今日のテーマは
「熱(ねつ)」
です!
きのう天気予報(てんきよほう)を見ていたら、「きのうは、放射冷却現象(ほうしゃれいきゃくげんしょう)により気温(きおん)が下がりました。」と言っていました。
たしかに夜(よる)は、すこし涼し(すずし)かったような気がします。
「放射冷却現象(ほうしゃれいきゃくげんしょう)」とは、いったいどういったものなのでしょう?
地球(ちきゅう)は、昼間(ひるま)に太陽の光(たいようのひかり)によってあたためられています。
昼間(ひるま)に地面(じめん)をさわると、あたたかいですよね。
その熱(ねつ)を宇宙(うちゅう)に出す(だす)ことを「放射冷却(ほうしゃれいきゃく)」といいます。
レンジで温めた(あたためた)じゃがいもが、湯気(ゆげ)を出して(だして)少しずつ冷めて(さめて)いくようなものです。
とくに、夜(よる)は太陽の光(たいようのひかり)がないため、昼間(ひるま)より冷え(ひえ)やすく、気温(きおん)も下がるのです。
いくつかの条件(じょうけん)がそろうと、さらに「放射冷却(ほうしゃれいきゃく)」がすすむといわれています。
1つ目は、晴れ(はれ)ていること。
雲は、ふとんのように地面(じめん)から熱(ねつ)が出る(でる)のを防いで(ふせいで)しまいます。
2つ目は、乾燥(かんそう)していること。
空気(くうき)が乾燥(かんそう)していないとたくさんの水蒸気(すいじょうき)が雲(くも)と同じ(おなじ)ようにふとんの役割(やくわり)をはたしてしまうのです。
3つ目は、風(かぜ)が弱い(よわい)こと。
風(かぜ)が強い(つよい)と地面(じめん)を冷やそう(ひやそう)とする冷たい(つめたい)空気(くうき)と上空(じょうくう)の暖かい(あたたかい)空気(くうき)がまざり、放射冷却(ほうしゃれいきゃく)がすすみにくくなります。
なので、晴れて(はれて)乾燥(かんそう)して風(かぜ)の弱い(よわい)日は、昼間(ひるま)は、あたたかくて過ごし(すごし)やすいですが、夜(よる)になると冷え(ひえ)こむことがあるので、かぜなどひかないように気をつけてくださいね。
最近(さいきん)では、この「放射冷却(ほうしゃれいきゃく)」を利用(りよう)して、「ものを冷やす(ひやす)技術(ぎじゅつ)」が研究(けんきゅう)されているようです。近い(ちかい)将来(しょうらい)、クーラーに放射冷却技術(ほうしゃれいきゃくぎじゅつ)がつかわれて、より地球(ちきゅう)にやさしく、過ごし(すごし)やすい生活がおくれるかもしれませんね。
【理科クイズ】
つぎのうち、「熱(ねつ)」に関係(かんけい)ないものはどれでしょうか?
1.「氷(こおり)まくらをつかわないと!」
2.「℃」
3.「かんがえすぎて、あたまクラクラ」
4.「カロリー」
5.「おいしいアーモンドやクルミなど」
出典:
ウェザーニュース https://weathernews.jp/s/topics/201810/300175/
コカねっと! https://www.kodomonokagaku.com/hatena/?0b16fcca95d97bd1b0c3b95ccdeb7560
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