第1学期終業式(校長式辞)
- 公開日
- 2021/07/20
- 更新日
- 2021/07/20
校長より
本日で1学期も終了です。
校長式辞では、以下のような話をしました。
おはようございます。
始業式から106日間の1学期が今日で終わります。
みなさんはどんな1学期でしたか。
4月6日から、1年生は4月7日から今日まででどのくらい成長できましたか。
この様な状況の中でも多くの人が頑張りました。
体の成長はもちろんですが、学力や心も多くの人が成長したと思います。
それは、学校という集団生活の中で、日々様々な刺激があるからです。
体育祭や移動教室のような大きな行事だけでなく、小さな行事、授業、定期考査、当番活動、生徒会活動、部活動など成長するチャンスがたくさんあります。
友だちと過ごす休み時間なども成長するチャンスです。
では、逆に言えば、そのチャンスを生かして成長していますか。
前回の全校朝礼でもお話ししましたが、その成長を記録しておくのが「キャリアパスポート」ですね。
話は刺激のことに戻りますが、
夏休みは、その刺激が少なくなる期間になります。
この夏休みという期間は、自分自身が主体となって、成長するための刺激をつくらなければなりません。
自分自身で考え、計画を組み立てて、成長できるかが2学期以降に大きくかかわります。
夏休み前に「充実した夏休みを過ごしてくださいね。」よく言われますね。
私もよく言います。
では、この場合の「充実」って何ですか。
「どれだけ勉強したか」ですか。
「どれだけ遊んだか」ですか。
それは、この期間に「どれだけ成長できたか」です。
ただ、残念ながら、その成長の成果は2学期にすぐに表れるかどうかはわかりません。
だから、「充実した夏休み」イコール「満足度」と考えてしまいがちです。
そして、「満足度」となると、ほとんどの皆さんが、夏休みの終わりごろになると「夏休みがもう少し続くといいなあ」とか「もっと早く宿題をやっておけばよかった」などと思い、満足度は下がってしますので、「充実していた」と胸を張っていう人が少ないのだと思います。
考え方を改めてください。
「充実した夏休み」は「満足度」ではなく、「成長」なのです。
だから、夏休みの終わりごろに後悔したとしても、自分自身で考え、何かに取り組んだのなら、それが成長であり、「充実した夏休み」なのです。
自分自身の豊かな人生のために、夏休みに成長しましょう。
さあ何をしますか。
担任の先生が心を込めて書いた所見には、そのヒントが書いてあります。
みなさんの成長に期待しています。