運動会が終わって１か月。
音楽の授業で、学芸発表会で歌う各クラスの合唱の選曲がはじまっています。
各学年９〜１０曲の候補曲の中から、自分たちが歌いたい曲、自分のクラスにふさわしい曲を選ぼうとしています。
運動会は、いろいろな種目の特点を総合して結果が出るので、途中から巻き返しも図れます。
でも、合唱は「１回」限りのチャンス。
その瞬間に、自分たちの持つ力で、最高のパフォーマンスができるかどうかにかかっています。
私が担任を持っていた頃、運動会よりも当時の合唱コンクールの方が好きでした。
うまくいくと「一体感」や背中に「ざわっ」と感じる合唱を経験できます。
経験したものにしかわからない「瞬間」が訪れます。
その経験を当日のステージで感じられると、勝敗に関係なく「感動」がクラスを包み込みます。
「合唱は人を作る」と言っていた音楽の先生がいましたが、そういう瞬間を見ると、本当にそうだな、と感じます。
砧中学校の学芸発表会は１０月２９日(土)です。
廊下で聞こえる選曲のＣＤの合唱に、今から当日が楽しみです。
ぜひ生徒に「ざわっ」と来る瞬間を経験してほしいと思います。
保護者の皆様にも・・・。
　　　　　　　　　　　　　　　　校長　大坂　崇