コロナ3年
- 公開日
- 2022/08/22
- 更新日
- 2022/08/22
校長室より
コロナウイルスの感染拡大で、学校の教育活動が制限されたり、マスクを着用して対人関係を作ったり、と、生徒の成長にとって心配なことが話題になることがあります。
昨今のマスコミやインターネット等での子どもの成長に関わる情報。
私は、次の3点に育成の課題が集約されるように感じています。
(1) 社会性 集団の一員として適切に過ごすこと
(2) 自己肯定感 自分で自分自身の内面を認めること
(3) 規範意識 ルールを守ること
マスコミ等での論調は次のようなものです。
(1) 社会性
人と関わる機会が減り、他者と適切に関わる力が育っていない。
マスクで表情が見えず、他者の表情を読む力が低下している。
(2) 自己肯定感
体験的な活動ができず、自分ができることに自信が持てない。
他者に褒められる機会も減り、自尊感情も低下している。
(3) 規範意識
人と関わる体験が減り、他人を意識することが減った。
マスクで顔が見えず、小さい悪事に気持ちが大きくなりやすい。
これらの影響は、今でなく社会に出た時に出るかもしれないと伝えるマスコミもありました。
私には少し過度な表現と映りますが、心配なことは確かです。
2学期、砧中では、「社会性」「自己肯定感」「規範意識」などの人間関係作りのスキルアップも意識して教育活動を進めたいと考えています。
本校の教職員も、今週、2学期の準備で追われるようになってきました。
2学期、生徒が元気に登校できることを楽しみにしています。
校長 大坂 崇
*校長室だよりは、教員の「授業」についての学びのシリーズです。
☆校長室だより27