休校の延長を受けて、1,2年生へ校長からのメッセージ
- 公開日
- 2020/03/12
- 更新日
- 2020/03/13
おしらせ
「学校よりお知らせ」にPDFで添付しておりますが、
こちらにも掲載いたします。
梅丘中学校1,2年生の皆さんへ
こんにちは。
1,2年生の皆さん、元気に過ごしていますか。
元気はあっても、学校へは登校できない、友だちやクラスメイトともなかなか会えない、そんなさみしい毎日を過ごしていることと思います。
とりあえずは2週間と我慢していた人も多いと思います。
しかし、昨日、学校休業(休校)の継続が決まりました。
とてもがっかりした人が多いと思います。
先生たちも来週の月曜日(3月16日)からはみんなに会えるのかなと思って、楽しみにしていました。先生たちも残念に思っています。
今、世の中では、新型コロナウイルス感染症のことが大きな問題になっています。11日には、WHO(世界保健機関)の事務局長がパンデミック(世界的大流行)宣言をしました。つまり、日本だけではなく、世界的な大問題ということです。
日本では、様々なスポーツやイベントなどが次々と中止や延期になっています。そして、つい昨日までリーグ戦を戦っていたアメリカのNBA(プロバスケットボール)もシーズンを中断することになりました。
そんな状況の中で、私たちにできることは何でしょうか。
それは、感染の拡大をできる限り防止することです。
そのためには、集団で狭い空間に集まる機会などをできる限り減らす必要があるということです。学校の休校もその一つです。
世界では、急に感染者が増えている国がいくつもあります。しかし、日本では、少しずつ感染者は増えているものの、急激に増えるようなことはありませんでした。それは、日本の医療制度や、日本の方々の危機管理意識の高さ、今回のような対応の結果なのかもしれません。
世の中の状況を理解しつつも、一人でさみしい思いをしている人も多いと思います。
先生たちも、皆さんに対して、なかなか手を差し伸べることができなくて、申し訳ない気持ちでいっぱいです。
でも、皆さんは立派な中学生です。
こういう状況の時に、どう過ごせばよいのか「考え、判断する力」が付いてきています。
1年生は1年間、2年生は2年間、「自分で考え、判断する」ことの大切さは、いい加減にしてくださいと言いたくなるくらい教わってきていると思います。
今が、梅中生として自分の力を試すときです。
その考え、判断し、行動すべきことがいくつかある中で、
一つだけ大切なことを言います。それは、おうちの人を困らせてはいけません。
このような状況です。おうちの人も困っています。
逆に、おうちの人を支えてあげてくださいね。甘えるのはかまいません。
最後に、学校は閉鎖しているわけではありません。
困ったことや相談事があったらいつでも来てくださいね。
学習に関する質問でも構いませんよ。
ただし、電話等でアポイントメントをとってくださいね。会議等をしている場合もありますからね。
修了式は行いませんが、25日までに登校日は設ける予定です。
そのとき、元気な皆さんに会えるのを楽しみしています。
令和2年3月12日
世田谷区立梅丘中学校
校長 本 田 仁
追伸
3年生の皆さんへは、来週、登校日もあり、卒業式でお話もできるので、
今日はメッセージを書いていません。ごめんなさい。