3/12 今日の給食
- 公開日
- 2021/03/12
- 更新日
- 2021/03/12
今日の給食
今日のメニューはごはん、かつおのコロコロ揚げ、肉じゃが、きゃべつの味噌汁(麦味噌仕立て)、牛乳です。
コロコロ揚げはあまじょっぱい味付けで、ごはんが何杯でも食べられそうです。
肉じゃがはじゃがいもだけでなく、にんじんやたまねぎなどの野菜も柔らかくほっこりと煮込まれていて、とてもおいしいです。
お味噌汁はきゃべつの甘みか麦味噌のやさしい甘みか、一口ふくむと心が落ち着くような味わいです。
肉じゃがといえば、その発祥は、「実はビーフシチューの失敗作だった。」など、諸説あります。そのうちの一つに、脚気(かっけ)という病気を治すためだった、というものがありました。
脚気(かっけ)は、1000年以上も前から日本中で見られた病気で、原因はタンパク質とビタミンの欠如によるものでした。当時、タンパク質である肉を食べる習慣がほとんどなかった日本人は、特にこの病気になりやすかったのです。明治の頃は軍隊でも流行しており、これが原因で死亡する者もあったそうです。
当時、イギリスに留学したあるお医者さんが、現地では脚気(かっけ)が流行していなかったことから、脚気(かっけ)の原因が食生活にあると考えました。
そこで、軍人の食事について、肉を食材にする料理が多い洋食へと切り替えることを提案したのです。その提案を採用した海軍では脚気(かっけ)の症状は激減しましたが、採用しなかった陸軍では改善が見られなかったため、この説の正しさが証明されたのです。
ただし、海軍の中でも洋食を「油臭い」として嫌う者が多くいたそうです。
こうした軍人たちにも肉をスムーズに食べさせる目的で、あえて砂糖と醤油で味付けした、洋食ではない肉じゃがを食べさせた、ということです。
こんな話を聞いたら、ちょっとお言葉遣いの悪い人は、
「肉じゃが、カッケー!(かっこいい!)」と言いそうですね。