学校日記

修了式での学校長の話

公開日
2015/03/24
更新日
2015/03/24

26年度できごと

3月25日 
 今各学年の代表の人に「修了証」を手渡しました。
 この修了証には、「本校第○学年の全課程を修了したことを証する」と書いてあります。そして校長先生の名前が書いてあり、その横に印鑑が押してあります。
実はこの「修了」という字は「終」ではありません。そして意味も違います。「終」は単に○年生が終わりました、の意味ですが、「修」は『学問を身につける』という意味があります。
 ただ、たくさん勉強しただけでは「学問を身につける」ことはできません。たとえば1+1は2ということをならう。これは勉強をしたということです。では、なぜ1+1は2になるのか、ということを誰かに説明できますか。たとえば、4月から入学してくる1年生にもわかるように説明できれば、それが「学問を身につけた」言い換えると「自分のものになった」ということです。 
 全課程を修了した、ということはその学年でならったことを全部「自分のものにした」ということです。それに校長先生の印が押してあるということは、私がそれを認めました、ということになります。みなさん、大丈夫ですか。校長先生に自分がならったことをわかるように説明できますか。それから、修了証に押してある印鑑は、62年前にこの学校が建てられた当時、最初の岩崎校長先生が作ってから大切に預かってきた、たった一つしかないものです。校長先生で15人目となる、伝統がある烏山北小学校の印鑑なのです。教室に帰って、修了証をもらったらじっくり見てください。そしてその重みを感じください。
 もし、自信のない人がいたら、この春休み中に「身につける」ところまで勉強をし直しておいてください。そして4月から新しい学年でスタートする時、ぜひ自分のものになるような勉強をしようと、心に決めてくださいね。