全校朝会での学校長の話
- 公開日
- 2015/09/14
- 更新日
- 2015/09/14
27年度できごと
9月14日
おはようございます。
先週の金曜日11日は、東日本大震災からちょうど4年半に当たる日でした。ところがその東日本で、津波ではなく今度は大雨によって川の水があふれ、人や家が流される自然災害がおきました。今回の洪水で、体育館に避難している人の中には、家が流されて、もっているのを全部失ったひともいます。でも、ニュースでそのひとが「とにかく命が助かってよかった。命さえあれば、あとは何とかなります」と言っていました。
人の命が何より大切なものであるということはみんなが知っています。みなさんも知っていますね。でも、知識として知っているだけでは、自分の命を守ることも人の命を守ることもできません。今回の洪水のニュースを見て「普段、チョロチョロとしか流れていない川でもあれだけ雨が降るとものすごい勢いになる」ということを学び、自分の住んでいるまわりにもそういう所がないか、考え確かめてみないといけません。
先週土曜日の朝も、東京に大きな地震がきました。もし、あの最初の強い揺れがあと1分くらい続いていたらどうなっていたでしょう。家の中でも大きな家具とか冷蔵庫が倒れてくるかもしれない。ちゃんと揺れている間にそういうことを考えて、避難場所を考えていましたか。でも、揺れている間に考えることはなかなかできませんよね。だからこそ、学校では日頃から避難訓練をやって、グラッときてもちゃんと身を守ることを体に覚えこませているわけです。家でも「グラッときたらどうする」と考えて、どうやって身を守るかを考えてください。
それから先週、1年生が登校してくるときに、甲州街道の歩道を走ってきた自転車とぶつかり腕の骨をおる大きな怪我をしました。ちょうど雨が降っていて、まわりが見えにくかったとはいえ、その状況を見ていた人の話からどうも自転車の人は耳にイアホンをしていたらしいのです。そういう運転をしてはいけない、という決まりがあるのにも関わらずまだたくさんの人が決まりを守った運転をしていません。そこで、みなさんにはぜひ次のことをやってもらいたいのです。
・登校時、下校時できるだけ前をみてあるいてください。自転車が見えたらその人はちゃんと前を見て運転しているかを確認してください
・「とまれ」の標識がある時は、みんなもちゃんと止まって自転車がスピードを出してこちらへ向かっていないかを確認してください。
このように、みなさん小学生にもできる自分の身を守る行動をとりましょう。