全校朝会での学校長の話(4月18日)
- 公開日
- 2016/04/18
- 更新日
- 2016/04/18
28年度できごと
おはようございます。
今日は一年生を迎えて初めての全校朝会です。
ところで、先月3月14日の全校朝会で地震が来たらどうやって自分の身を守るのか?という話をしたことを覚えていますか?地震はいつやってくるかわかりません。そういうときに備えて今から自分で自分の身を助けることをしなければならないことをお話しました。
それから、ちょうど一か月後の先週14日、九州の熊本県で震度7の地震がありました。その後、500回以上も地震があり大分県でも被害が出ていることは週末いろいろな報道がされているので知っていると思います。家族の親戚や知り合いが熊本県や大分県に住んでいて心配している人も多いことでしょう。
震度7という地震は、どれくらいの揺れなのでしょうか。人は立っていらなくて、はわないと移動できない。固定していない家具は倒れたり、小さい家具は飛んだりする。木造の建物はほとんどが倒れるが、鉄筋コンクリートの建物でも倒れるものもある。窓ガラスはほぼ全てが割れる。このくらいすごい揺れが今回の地震では起きています。
さて、今回の地震で熊本県や大分県では自分の家に住んでいられず、避難所での生活をしている人が20万人もいます。全国から、そして海外からもお金や物を寄付したり、ボランティアに行ったりして支援する活動が始まりました。
大切なのはみなさんひとりひとりが、今回の地震のニュースを聞いて、自分は何ができるかを考えることです。ニュース映像を見て「九州の人はたいへんだなあ」と感じてお金や物を寄付することも大切ですが、今日もしかすると東京でも同じことが起きるかもしれない、という気持ちをもつこともとても大切なことです。
あわてる必要はありません。でも、今週は少なくとも大きな地震なんかこないよ、とは誰も言えないのです。避難所の人が口々に「水はたいせつだ〜」と言っていました。よし、では自分の家に今ペットボトルの水が何本あるか数えてみよう。これで自分の家族がどれだけの日数、生活ができるのだろうか、と自分のこととして考えてみるきっかけにしてください。