学校日記

全校朝会での学校長の話

公開日
2016/06/20
更新日
2016/06/20

28年度できごと

6月20日 
おはようございます。
今日は校長先生の小学校の時の担任の先生のお話です。
いま校長先生としてみなさんの前でお話をしていられるのは小学校の時のふたりの担任の先生のお蔭だと思っています。
そのうちのひとりが、小学校1年生と2年生の時に担任をしてもらっていた岡部先生です。岡部先生には「毎日日記をつけなさい」と言われました。今日友だちと遊んだこと、勉強したこと、うれしかったこと、驚いたことなど日記をつけることが宿題でした。書いたらそれを次の日に出すと、先生が花丸と返事を書いてくれるのがうれしくてほぼ毎日出していました。今、校長先生が学校だよりとか、いろいろな文章を書くことができるようになったのはこの日記をつける習慣のおかげだと思っています。
もうひとりは、4年生から6年生まで担任をしてもらった石郷岡先生です。石郷岡先生は、毎朝新聞を教室にもってきて、その日のニュースを説明してくれました。ちょうどその頃はアメリカとベトナムという国が戦争をしていたので、そのニュースをよく話してくださったのを覚えています。そして5年生の夏休みに宿題がでました。自分の親やおじいさん、おばあさんに戦争の体験をインタビューして、それに自分の感想を加えた「戦争体験記」をつくりなさい、というものでした。その宿題をやるために、先生のお父さんに話を聞いたのです。そのときに初めて知ったのが、昨年この朝会でみなさんに話をした戦艦武蔵という絶対に沈まない、と思われていた船が沈没して海の上で36時間も漂流していた体験でした。このように、小学生の頃から世の中のできごとや歴史に興味や関心をもっていたので、小学校と中学校の社会科が大好きになりました。のちに先生が中学校で社会科の先生になったのもこの石郷岡先生のおかげです。
小学校は6年間で、色々な先生に様々なことを教えてもらうところです。先生に教えてもらって初めてわかったことがたくさんあると思います。でも逆に、こんなにたいへんな宿題を出さないでほしい、と思うときもあるかもしれません。でも、その宿題は必ず皆さんの身につくものだ、と担任の先生は思っているので出していると思います。たとえ今すぐでなくても、5年後、10年後に役に立つこともたくさんあります。
その先生のきもちをみなさん受け止めて、頑張って勉強をしてくださいね。