全校朝会での学校長の話
- 公開日
- 2016/11/07
- 更新日
- 2016/11/07
28年度できごと
11月7日
おはようございます。
2週間後は学芸会です。1年生から6年生まで、全員がこの舞台で演技をします。
1つの学年の時間が25分から30分です。授業中だったら、あっと言う間に過ぎてしまう時間ですが、このあっと言う間の時間のために、先月から長い時間をかけて練習をしています。学年の人数にあわせて、学年の先生方が台本を作り替えてくれました。きっとこれから2週間の間、お家でもセリフや振り付けの練習をする人が多くなります。
さて、こうなってくると、本番では何がなんでも成功させなくては。セリフをまちがえてはいけない。○○君のあのセリフの後に僕が言うのを覚えておかなくちゃ。こういうふうに考えていると、緊張しすぎて体も頭もカチカチになってしまうものです。実は菅野茂男君も、小学生の時はそんなカチカチ少年でした。
5年生の同じクラスに、まったく緊張しない、頭がいい、運動神経抜群の男の子がいました。当然学芸会のセリフも練習からスラスラ。学校帰りにその子に言ったことがありました。「君はいいよね。体を動かしながら、すらすらセリフを言えるし、全然緊張しないから、うらやましいよ」するとその友だちが思いがけないことをいいました。「僕は菅野くんがうらやましいよ。緊張してても、「菅野君、一生懸命やっている」って思われるじゃないか。僕の場合「あいつは何をやってもできるやつ」と思われているから絶対に失敗できない。最近学校の行き帰り、ずっと振り付けとセリフのことしか考えてないんだ」
大勢の人の前で、演技をするのに緊張しない人はいません。緊張が顔に出る人出ない人。演技が上手に見える人、苦手そうに見える人。いろいろな人がいるのがクラスです。大切なことは本番に向かって、みんなで練習を積み重ねていくこと。ぜひ、みんなでいっしょにする練習する時間を大切にしてください。