全校朝会での学校長の話
- 公開日
- 2016/11/14
- 更新日
- 2016/11/14
28年度できごと
11月14日
おはようございます。
今日11月14日は烏山北小学校の開校記念日です。今から64年前、烏山北小学校は小さな木造の校舎から始まりました。開校した時の人数は394人。ひとつの教室に50人が入って勉強していました。18年後の昭和46年には37学級1500人の子どもがこの場所で勉強していました。
開校した時の校舎は教室だけで、体育館はもちろんプールも給食室もなく、校長室もありませんでした。校庭は雑草だらけで木は一本もなく、校舎は雨と風にさらされていました。近所の方や近隣の農家の方が、子どもたちのために学校らしくしようと、お金を出し合っていろいろなものを買ってくださいました。その中には、校舎の放送設備や教材、校庭に植える桜や樫の木などがありました。農家の方と先生方が日曜日に学校に来て、みんなで校庭の土を掘り起こし木を植えていきました。校庭を掘っていくと、蛙や蛇などがうようよ出てきたそうです。
そして開校5周年の時には、保護者の方がお金を出し合い地域の方も加わり、完成した図書室に入れる本を揃えてくださいました。
このように烏山北小学校は、地域の方にいっぱい支えてもらい、助けてもらいながら長い間たくさんの先輩たちが勉強をすることができたのです。今でもみなさんが、農家の人に作物の育て方を学んだり、スーパーマーケットに勉強しにいったり、やっぱりこの地域の人に支えられています。ぜひ、この開校記念日をきっかけに、開校してからずっと私たちを支えてくださっている地域の方に、感謝の気持ちをあらためて伝えていくようにしましょう。