全校朝会での学校長の話
- 公開日
- 2017/01/16
- 更新日
- 2017/01/16
28年度できごと
おはようございます。
今日からあいさつキャンペーンが始まりました。
本当に寒い朝ですが、当番の人はみんな門のところに並んで「おはようございます」と一生懸命声を出してくれています。ぜひ、そんな頑張っている人をすごいなあ、と思ったたらぜひ「おはようございます」とあいさつを返してくださいね。
ところで、今月の人格の完成のテーマ(校内にポスターが貼ってありますね)は感謝です。相手に感謝した時の気持ちをあらわす言葉で一番よく使うのが「ありがとう(有難う)」です。「感謝」と「有難う」はとても関係が深い、と思っています。
例えば、遠足で高尾山に行ってさあ、頂上でお昼ご飯だ、という時おべんとうを忘れたことに気がつきました。すると、同じ班の友だちが、持ってきた2つのおにぎりのうちひとつをくれました。
友だちだって高尾山に登ってお腹がぐうぐうなっているのに。自分が忘れなければこんなことにならなかったのに。相手に対して申し訳ないという「謝る」気持ちを心のそこから「感じる」のが『感謝』。そして、2しかないおにぎりのうちひとつをくれる人なんて滅多にいない。この「有る」「難い(かたい)」は「滅多にない」という意味です。『有難う(ありがとう)』という言葉はここから生れたといわれています。
漢字は大昔、中国大陸から伝わってきました。長い間に初めの意味とは違う使い方をするようになっているものもありますが、『感謝』や『有難う』のように意味があるものもたくさんあります。書き初めや日頃の勉強のとき、ぜひ、ゆっくり書いてその意味を感じ取ってほしいと思います。