2月3日全校朝会の話
- 公開日
- 2025/02/03
- 更新日
- 2025/02/03
烏北小の生活
今日は、立春。暦の上では、今日から季節が冬から春へと変わります。昨日は、季節の変わり目の日、節分でした。いつもは2月3日が節分で、次の日が立春ですが、今年は1日はやく春がやってきました。
季節の変わり目の節分では、昔から悪いものを追い出して、新しい季節を迎えるための儀式が行われてきました。特に有名なのが「豆まき」です。家の中や外に豆をまきながら「鬼は外、福は内」と唱えることで、悪いものを追い出し、良いものを迎え入れるという意味があります。
この豆まきの儀式には、私たちの日常生活にも通じる大切な教訓が含まれています。私たちも、心の中にある「鬼」、つまり悪い心や後ろ向きの気持ちを追い出し、良い心や前向きの気持ちを迎え入れることが大切です。
例えば、学校で友達とけんかをしてしまった時、そのまま怒った気持ちを持ち続けると、心の中に「鬼」が住みついてしまいます。そんな時は、深呼吸をして心を落ち着け、友達に「ごめんね」と言ってみましょう。そうすることで、心の中の「鬼」を追い出し、仲直りという「福」を迎え入れることができます。
また、宿題がたくさんあって嫌だなと思う時もありますよね。その時も、嫌だという気持ちをそのままにしておくと、心の中に「鬼」が住みついてしまいます。そんな時は、少しずつでもいいから宿題を進めてみましょう。終わった時の達成感や解放感、満足感が、「福」として心にやってきます。
節分の豆まきは、単なる伝統行事ではなく、私たちの心の在り方を見つめ直す良い機会です。みなさんも、心の中の「鬼」を追い出し、「福」を迎え入れることで、より楽しい毎日を過ごしていきましょう。