学校日記

2/8 全校朝会 校長先生のお話 「針供養」

公開日
2021/02/09
更新日
2021/02/09

できごと

『今日、2月8日は、針供養の日です。
5年生になると、家庭科の授業が始まり、針と糸を使って、
縫物の学習をします。
今は、ミシンを使って服などを縫うことがほとんどですが、
前は、家庭のお母さんたちが手仕事で、縫っていました。
針供養とは、使えなくなった針を供養し、お裁縫が上手に
なるように、祈る日本の行事です。
針供養は、針仕事に使った針に感謝し、一日針仕事を休ん
で、古くなった針や、折れた針を豆腐やこんにゃくに刺し
て、神社やお寺に祭ります。
現在も針供養の行事は続いていて、東京では浅草の浅草寺
や、世田谷区では下北沢にある森巖寺(しんがん寺)でも
行われています。
さて、では、なぜ、豆腐やこんにゃくなどに、古い針を刺
すのでしょうか。
それは、一年間働き続けた針に、最後くらい、柔らかいと
ころで休んでもらい、今までの針の苦労に感謝する、とい
う気持ちを込めています。針という、物にまで感謝し、思
いやることのできる日本人の、とても素敵な心を表した行
事ですね。
皆さんも、行事に限らず、思いやりのある日本の心を育て、
引き継いでいきましょう。』


校長先生のお話の後に今月の目標「相手を思いやる言葉づかい
をしよう」についてお話がありました。