先日もHPでも話題にしましたが、子どもの読書離れがすすんでいます。全国学力調査の結果からも6年生の読書時間は減ってきているという結果が出ています。そして、本を読まない、活字を読まないことと学習の関係も言われています。本を読む子よりも読まない子の方が、学習の習熟度が低いという結果が出ています。

自分が子どもの頃、何か知りたいと言った場合、情報源は本であったり、雑誌であったりと紙媒体が主でした。小さな記事を何度も読んで少ない情報を頼りに「あんなかな」「どうなっているのかな」といろいろと想像をして頭の中でイメージを膨らませていました。しかし今は、知りたい情報はあっという間に手に入ります。しかも画像・映像付きで。子供の想像力や思考力を育てるためには、読書はよいものの一つといえると思います。

まだまだ暑いので「読書の秋」はもう少し先かもしれませんが、ぜひお子さんが本に親しめるよう、ご家庭でも声かけをしていただけるとありがたいです。声かえをする時にただ「本を読みなさい」と言っても、ほかに楽しいものがたくさんある現代、なかなか興味が向かないかもしれません。保護者のみなさんも意図的に時間をつくって、読書をしてみたらいかがでしょうか。親が本を読んでいる姿をみると子供も「自分も」となるかもしれません。また、お互いに読んだ本の感想を伝え合ったり、何冊読むか宣言をして競争してみたり、一緒に図書館に行ってみたり・・・。お子さんのためにも「親子で本に親しむ」を実践してみてください。