世田谷美術館・出前特別授業
- 公開日
- 2025/12/09
- 更新日
- 2025/12/09
校長室より
世田谷美術館の方の出前特別授業がありました。
テーマは、「美術って何だろう」というテーマで美術の変遷について学習しました。
子どもたちにたくさんの美術品(絵画や彫刻など)の写真を年代順に並べるというお題が出されました。
子どもたちは「壁画っぽいからこれは古そう」「これは〇〇の作品だからこの辺りじゃない?」など知っている知識を総動員して、また見たインスピレーションを駆使して、グループの友達と協力しながら作品を古い順に並べていきます。そして答え合わせ。
ポイントは2つ。これはとても意外でしたが、彫刻の方が絵画より先に造られるようになったということ。絵や写真を知らなかった頃の人類にとっては、2次元の絵より3次元の彫刻の方が形にしやすかったとのことだそうです。
そしてもう一つは、写真の発明。写真がなかった頃は写実的に描くことが主流でしたが、写真が出てきてからは写実性では写真に負けてしまうということで、絵のタッチが変わってきたようです。これが印象派と言われる絵画の時期にあたります。
これらの説明に子どもたちも納得。有意義な美術学習ができたようです。