いろいろ試して課題を見つける
- 公開日
- 2026/01/22
- 更新日
- 2026/01/22
校長室より
授業が始まりました。「ノートを用意してください。めあて(や問題)を黒板に書きます。ノートに写してください。」
わりとよくある授業風景です。これはこれで悪くはないのですが、場合によります。今日取り組むべき課題があってそれを子どもたちにしっかりと認識させたい時には、上記の方法もよいかと思います。ただ、課題は「与えられたもの」になります。今、「主体的な学習」ということがいわれています。子どもたちが学習に主体的に取り組む方法の一つとして「自分たちで課題を見つけ、それを追究し解決する」というやり方があります。今日のこの3年生の授業は、その路線です。
理科の磁石の学習。磁石の特性を明らかにしていくのですが、自分たちで課題を見つけるために大切なのは「磁石でいろいろと試してみる」こと。子どもたちは磁石を使い、セットの中に入っているものや机にあるものを使っていろいろと試していました。
1枚目の写真の子は、磁石にたくさんのクリップを近づけてみました。すると、磁石にたくさんのクリップがくっつきましたが、よく見ると「磁石に直接触れていないのにくっついている、しかも磁石ではなくクリップにくっついている。どうして?」という課題ができます。
2枚目の写真の子は、磁石と磁石の間に教科書を挟んでも、下の磁石を動かすと上の磁石も同じ動きをするということに気付きます。これも「磁石と磁石が直接触れていないのに連動して動いている。どうしてだろう?」と疑問が生まれます。
3枚目の写真は、立てた鉛筆にドーナツ状の磁石の穴の部分を通します。そしてもう一つの磁石を同じように鉛筆の刺すと、あら不思議。あとから入れた磁石が宙に浮いています。「どうしてだろう?」と考えます。
というように、ある程度自由に磁石を触っていろいろと試してみるといくつかの疑問が子どもたちから生まれてきます。
与えられた課題よりも、自分たちで考えた課題では、目の輝きが違います。
ということでいろいろ思い思いに試してみる中で生まれた課題だと、子どもたちにとっては「自分たちで見つけた(つくった)課題」だということで、意欲が違ってきます。さて、このあとの授業での子どもたちの意欲が楽しみです。