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☆11月25日(火)の給食

公開日
2025/11/25
更新日
2025/11/25

給食

【 メ ニ ュ ー 】


・ご飯(有機米)

・ししゃもフライ

・白菜のお浸し

・韓国風肉じゃが



【 産 地 】


有機米:秋田(あきたこまち)  ししゃも:アイスランド産  白菜:長野  小松菜:茨城  人参・ねぎ:千葉  にんにく:青森  生姜:高知  豚肩ロース・玉ねぎ・じゃが芋:北海道  糸こんにゃく:群馬  レンズ豆:アメリカ産  白ごま:スーダン・パラグアイ産



【 今日の 一言 】


 今週は有機米を2回使います。10月は有機米が手に入らなかったようで、区内の小中学校は「11月は2回有機米を給食で使うように」と区から指示が出ています。

 また、有機米の他にも、今週は世田谷区が誇る地場野菜の「大蔵大根」を使ったメニューと、来月には有機野菜を給食に取り入れる予定です。

 有機栽培の農作物は、農薬・化学肥料不使用ということで、消費者がより安心して食べられること(現行の日本の農薬基準も世界の中でもかなり厳しく、一生食べ続けても健康に害が出ない量を元に基準が決められているため、健康上の問題はありません)、そして土地や環境に負担をかけないため、未来の地球環境保護のために政府が推進している栽培法でもあります。子供たちと未来のために、給食でも積極的に活用していこうという区の取り組みであると、私は理解しています。

 しかし、これまで農薬や化学肥料にある意味守られてきた安定した収穫量、そして虫の混入リスクや農家の方達の育成管理にかかる負担などは高まります。給食でも、「野菜の洗浄」などの下処理だけでなく、その後の調理や配缶作業なども含めて午前中だけで終わらせないといけません。安全安心な給食を無理なく届けるためにも、虫のリスクが少ない「根菜類」を中心に取り入れるなどして、できる範囲で貢献していけたらと考えています。


 有機野菜の一般的な特徴は上記のとおりですが、やはり味にも違いを感じますね。今日の有機米を食べてみると、個人的な印象ですが味が濃厚に感じます。これが、自然の恵みの力なのでしょうか?ご飯粒に含まれる水分がただの「水」ではなくて、「水」自体に甘味とうま味をほのかに感じる気がします。ただ、いつもの水加減で炊いたのですが、ちょっと思ったよりも柔らかめな仕上がり。しかし、許容範囲内だと思うので、問題なしです。

 このご飯の仕上がりなら、ししゃも、お浸し、肉じゃがと共にお互いの味を高めあい、食事として美味しく食べられるはずです。ぜひ、味わってみてください!


 また、本校で使用している「有機米」を栽培している、秋田県の「粋き活き農場」の農家の方から、区を通して手紙が届いたので、各クラスに配布しています。クラスのタイミングに合わせて読むかと思いますが、そこには農家の方の「栽培の大変さと、そこにかける思い」「子供たちに伝えたいこと」などが書いてあります。ぜひ、砧中の生徒たちも耳を傾けてもらい、それぞれの感想をもってもらえればと思っています。




栄養士 岩黒