校長室の窓から〜『富岳の眺め』No.184
- 公開日
- 2021/07/10
- 更新日
- 2021/07/10
校長室より
No.184【眠るということ】
朝、目覚めると
ついさっきまで見ていた夢が
何の夢だったのか
どうしても思い出せない。
怖い夢を見ていた場合に
特に思い出せない気がする。
何かから逃げていたような
そんな微(かす)かな記憶だけが
頭の片隅に残っている。
その夢が何だったのか、
私はどうしても気になって
記憶の糸を手繰りよせる。
🌃
近年「睡眠」に関する研究が
急速に発展していると言う。
言われてみると確かに書店には
「睡眠」に関する本が
数多く並べられるようになった。
あらゆる生き物の中で、
最も睡眠をとるのは人間である。
他の生き物は睡眠時間が短い上に
何度も目を覚ましているそうだ。
外敵に襲われる不安から
長時間の睡眠を避けていると言う。
快適な環境を手に入れた人間は
同時に長時間睡眠をも獲得した。
そしてその長時間睡眠こそが
人間を進化させたと言われている。
眠っている間にも
脳は活動を続けている。
その間に不必要な記憶を消去して
自分に必要な情報だけを選択する。
そしてその情報を繋ぎ合わせて、
思考を深めているのだ。
朝、目覚めた時に
どうしても思い出せない夢は
私の脳が必要のない記憶だと
判断したからかもしれない。
特に怖い夢は・・・。
睡魔と戦いながら頑張っても
思いつかなかったアイデアが、
一度眠って目覚めた後に
ひらめくことが多いのは
睡眠時に脳が活発化するから。
徹夜で勉強した、仕事した、と
「頑張った」自慢をするよりも、
早寝早起きを習慣にしていますと
周囲にアピールした方が
スマートに見られる時代となった。
🌛
そして今、
このコラムの文章の
ラストをどう締めくくるか、
夜遅くまで悩んでいる私。
そうだ!
悩むのはさっさとあきらめて、
まずは眠ることにしよう。
明日の朝、私の脳が
グッドアイデアを
導き出してくれることを
心のどこかで期待しながら。