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新入生保護者説明会を終えて

公開日
2022/11/14
更新日
2022/11/17

校長室より

先週土曜日、新入生保護者説明会を実施しました。
ご来校いただいた皆様、オンラインでご覧いただいた皆様、ありがとうございました。
中学校入学までのご心配な点等が、少しでも解消できていれば、と感じています。
冒頭の校長あいさつでは、次のようなお話をさせていただきました。
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思春期の子どもは、失敗が恥ずかしい、失敗を見せたくない、と思いがちです。
でも、失敗から、人は学び成長します。
本校に入学する生徒が、失敗を恐れず、自分から他の人と協力してチャレンジできるよう、そして、それが個々の成長につなげられるようサポートする砧中でありたい、と思います。
本校では、生徒には「自主・自律」「協働・共生」「創造・挑戦」の力が大切、と考えています。
自主・自律 : 自分で考え、判断・決定・行動し責任を取ろうとする力
協働・共生 : 違いを認め、他者を尊重し、人間関係を作り出す力
創造・挑戦 : 柔軟な発想で、新たな価値を生み出す力
中学校卒業は、義務教育の終了、社会に出るための最低限の力をつけることが目標です。
義務教育が終わって2年程で18歳、成人を迎えます。
中学校の教員は、そんな意識で生徒に関わります。
小学校まで、お子様が自分の困りごとを保護者の方に話し、保護者の方が学校に相談する、というケースが多いと思います。特に小学校低学年ではそうだったと思います。
でも社会に出ると、自分の困り事や必要な事を、自ら相談し、必要な話をする力が必要です。
自主・自律、協働・共生、創造・挑戦は、社会に出てからも重要なことです。
社会では、自分で直接、自分の言葉で、自分の必要なことを伝えることになります。
保護者の皆様には、中学生になった時点から、その準備をしていただきたいのです。
保護者の方に相談してきたことも、保護者の方がすぐ代弁するのではなく、「先生に相談してみたら」「友達に話してみたら」と自分で「伝える」ようにすることが、お子様の成長につながります。
お子様が社会人としての準備をはじめる中学生の時期を、その時期に合った方法で、お子様の力をつける、ということが大切です。
うまくいったことや失敗の中から、生徒が自ら成長を実感できる砧中学校での生活。
そして、砧中学校でよかった、と笑顔で卒業できること。
私たちの大切な願いです。
皆様には、本校の様々な教育活動をご来校いただいたり、ホームページをご覧いただくことで、直接的・間接的にご覧いただき、本校へのご理解・ご協力・ご支援をいただければ幸いです。
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教員の行う授業も、生徒に「知識」や「学び」を「伝える」場です。
私たちも「伝え方」を意識して砧中の教育活動を進めていきたいと思います。

           校長 大坂 崇

☆校長室だより42