私の好きな詩を紹介します。
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『ひとつのことば』　　北原白秋

　ひとつのことばで　けんかして
　ひとつのことばで　なかなおり

　ひとつのことばで　頭が下がり
　ひとつのことばで　心が痛む

　ひとつのことばで　楽しく笑い
　ひとつのことばで　泣かされる

　ひとつのことばは　それぞれに
　ひとつのこころを　持っている

　きれいなことばは　きれいな心
　やさしいことばは　やさしい心

　ひとつのことばを　大切に
　ひとつのことばを　美しく
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思春期の中学生。
「とげとげしてはいけない」とわかっていても、保護者や家族の方、学校の先生、友だちに「とげとげした言動をしてしまう」ことがあります。
本当は、互いに温かい言葉をかけあって、思いやりのある行動をとることができれば、クラスや学年の雰囲気は穏やかなものになっていくのは、中学生もわかっています。
進路のことで悩む、自分と気が合わない人や自分が苦手な人がいる、勉強や人間関係がうまくいかない、他の人のしていることが気にいらない、試合でどうしても勝ちたい、など、プレッシャーが強くなると、「とげとげする」傾向は強くなります。
生徒の今の学年での生活も、残すところ実質３か月半です。
一つ上の学年に上がる前に、今の学年・今の学級での互いの人間関係を再度意識し、互いを尊重し、暖かな雰囲気で学級の締めくくりに向かうこと。
これからの重要なポイントだと思います。
大人も、忙しかったり、いろいろなプレッシャーが重なってくると、「とげとげした」感情が顔を出してしまうことがあります。大人も注意が必要でしょう。
年度末に向けて、温かい学級・学年・学校の雰囲気を作っていきたいと思います。

　　　　　　　　　　　　校長　大坂　崇

☆校長室だより４４