☆1月30日(木)の給食
- 公開日
- 2025/01/30
- 更新日
- 2025/01/30
給食
【 メ ニ ュ ー 】
・ご飯 ・鮭の塩焼き
・じゃが芋の金平炒め ・豚汁
【 産 地 】
米(つや姫):山形 生姜:高知 人参:千葉
あさりむき身水煮:中国産 豚ひき肉:北海道
油揚げ:アメリカ・カナダ産大豆 青のり:国産
豚肩ロース:岩手 玉ねぎ:北海道 白菜:茨城
大根:神奈川 干し椎茸:岩手 うずら卵:愛知
レンズ豆:アメリカ産 いちご:静岡
【 今日の 一言 】
1月24日から1月30日までは、「全国学校給食週間」です。戦争により、一時途絶えてしまった学校給食。戦後の食糧難の時代に、世界中から物資の支援を受けて、昭和22年12月24日に学校給食が無事再開されました。これを記念して、冬休みと重ならない翌月の1月24日から1月30日までの7日間を、「全国学校給食週間」と定めました。
毎日食べることができることへの「ありがたみ」と、給食への「感謝の気持ち」を忘れないようにして、これからも「学校給食」という素晴らしい文化と、伝統的な料理を未来へ伝えていきましょう!
さて、給食週間4日目は、全国的に有名な東京都の郷土料理「深川めし」です!貝の「あさり」を使った料理で、他の具と一緒に煮込んで、ご飯と一緒に混ぜて食べます。
元は昔に「あさり」の産地だった江東区深川地区の漁師さんの間で広まった料理だそうです。貝のうま味と栄養がたっぷりつまっており、力仕事である漁師さんたちの健康を支えてきたと想像できます。今の深川地区は埋め立てによって「あさり」はとれなくなりましたが、料理は今も受け継がれており、江東区では「深川めし」専門店も何軒か見かけたことがあります。それだけ地元の人たちから愛されて、次第に東京の料理として全国から注目されていったのでしょう。
給食や日本の食文化の歴史を振り返り、改めて「食べられることへの感謝」の気持ちをもとうとする学校給食週間にふさわしいメニューだと思い、砧中の給食にも取り入れました!砧中で作るのは今回で3回目ですが、初めて出した3年前は、生徒も先生も「深川めし」は苦手な印象をもっている人が大勢いました。しかし、私が使うのは事前に砂抜き・加熱処理してあるクセのない「あさりのむき身の水煮」です。それをさらにさっと茹でて、おろし生姜と料理酒に漬け込んでいます。これによってみんなが苦手とする風味がなくなり、残るのは貝のうま味だけになります。それを最後に他の具と合わせて、ご飯に混ぜます。他の具には豚ひき肉・人参・油揚げがあり、塩・みりん・醤油・カツオダシで炒め煮しています。ひき肉も使っているので、あさりの味だけが強く出過ぎることもなく、混ぜご飯としての美味しさがバランスよく出るように配慮しました!苦手と感じていた人たちも食べてみて「予想外のおいしさに驚いた!」という感想を、ありがたくも去年までに何回か聞いたことがありました。
そして「大根のうま煮」!前回世田谷区名物の「大蔵大根」を使ったときも、残菜率が2%くらいと、名前の印象とは反対に大変評判がいいです!今回も大蔵大根を使いたかったのですが、今年度は地場野菜が生育不良などの問題で品薄で、通常の青首大根すらも世田谷区産の物が手に入りませんでした。農家の方々の仕事の難しさを感じるとともに、また十分に育ったら存分に地場野菜を活用していきたい思いです。
今日が給食週間最終日!上記2つの料理は、最終日を飾るのにふさわしい!でも残念ながら落ち着いて味見ができず、味わって給食を食べることもできませんでした!悔しい!
問題が発生したのは、「ちくわの磯辺揚げ」。揚げ物の釜が故障し、全く火がつかなくなりました!揚げ物の釜には、火災防止のためのセンサーが付いており、高温になりすぎるとそれが作動し、火がつかなくなります。10年も使用している釜なので、長年の使用によりセンサーが故障、もしくは破損によって誤作動を起こしたと考えられます。時間を置いて着火を試みましたが、やはりどうにもならず…。
11時半に、「オーブンでちくわを焼く」という決断に至りました!小麦粉と水・青のりの衣を付けたちくわを天板に並べ、オーブンで次々と焼いていく。調理員さんたちの奮闘により、給食時間の5分遅れで全クラスに「ちくわ」を届けることができました!「ちくわ」が出せない、給食時間に間に合わなかったということもなくて、本当に良かったです。
ただ、味が落ちる!揚げ物を焼き物に変更したことで、カラッとした揚がりが「油を使わない」ことによる謎の食感、ジューシーさをほとんど感じることができない味わいでしたが、これはもう本当に仕方がない!「ちくわの磯辺揚げ」は、リクエスト給食でもけっこう人気があったので残念ですが、「美味しくない!」といった声により混乱が起きていたクラスは1つもなく、みんな静かに食べていました。ちくわが遅れることについて、事前に放送で説明をしましたが、それをみんながちゃんと聞いてくれて、事情を理解してくれていたんだと思い、大変ありがたかったです!
次回の揚げ物があるまでに直ることを願いながら、無理だったら今日のように別の調理法を調理員さんと編み出しながら乗り越える覚悟で、なんとか頑張っていきますのでよろしくお願いします。
栄養士 岩黒