いけじりブログ

色についてのお話

公開日
2020/05/21
更新日
2020/05/21

いけじりブログ

みなさん、今日はどんな一日でしたか?

さて、午前中に出した色についてのお話です。

江戸時代の後期、庶民が使ってよい色は、なんと灰色と茶色と藍色の3色だけでした。そこで江戸時代の人々は、限られた色を他の色と少しづつ混ぜて増やし、一つ一つに色の名前までつけたそうです。そうして生まれた色は、四十八茶百鼠(しじゅうはっちゃひゃくねずみ)と言って、実際にはそれぞれの色は100種類以上あったそうです。

「限られた色」という制約から、逆にたくさんの色を生み出すという発想の転換を、江戸時代の人々から学ぶことができました。

早速、私も絵の具で試してみました。
色の違い、分かりますか?

わずかな色の違いを、感じ取ってもらえたらうれしいです。