おはようございます。
今日のお話は、「人権」についてです。１２月４日から１０日まで、人権週間です。世界中で人権について考える週間です。特に１２月１０日は世界人権デーと言います。１９４８年、今から６６年前　の１２月１０日に国連（国際連合）の総会で世界人権宣言がなされました。宣言文には、「私たちは人間としてだれも同じように認め合い、尊敬し合い、仲良く暮らします。」となっています。このあたりまえのことをどうして世界の人々がわざわざ誓いあわなければならなかったのでしょう。
　それは、このあたりまえのことがあたりまえに守られていないという不幸なできごとが引き続いて起こってきたからです。
男と女の違いで差別されたり、話す言葉や肌の色、国籍や宗教、生活習慣が違っていただけで就職や住まいを拒否されたり、障害のある人が差別されたり、子どもが学校に行けずに働かされたりなどの差別や人権侵害、人権問題が、残念ながら今も多くの国でまだまだあります。
　この地球上すべての人が、人間としてだれも同じように認め合い、尊敬し合い、相手の気持ちに立って行動することができれば人権に関する問題はなくなると思います。
人権という言葉は、少し難しいようですが、実は私たちの身近にあるものです。ですから、学校でも相手の気持ちを考えて生活してほしいと思います。そのために、人のいやがる言葉や言い方にはどんなことがあるか考えて、自分が相手だったらどんな気持ちになるかよく考えてものをいったり、行動したりするよう努力していきましょう。

ちょうど、今月の人格の完成を目指してのテーマは「広い心」です。
○相手のことを思いやり、親切にしていますか。
○だれに対しても、広い心で分けへだてなく接することができていますか。
○やさしい言葉を使っていますか。きれいな言葉を使っていますか。
　
これからも、クラスの中で、学校の中で、家庭や社会の中で、お互いが気持ちよく生活ができるようにするにはどうしたらよいか、よく考えながら生活していきたいですね。今日は「人権」についてのお話でした。これでお話をおわります。