5年生の社会科では、これまで水産業について学習してきました。魚の獲り方や水揚げの状況、流通などさまざまな角度から日本の水産業の現状について、共通の課題をもった上での自由進度学習という形で進めてきました。そろそろ学習もまとめの段階。これまで学習してきた中で見えてきた日本の水産業の課題について、子どもたちなりに解決策を考えてみました。例えば働く人の問題。漁業に携わる方の減少と高齢化をどう克服していったらよいのか難しい問題です。子どもたちから出たのは、給料を上げる→そのためには安定した漁獲量→養殖を盛んにする　といった解決法。最近ではAIを使った養殖というものも聞かれるようになりました。また、養殖の技術も進み必ずしも「天然物>養殖物」ではなく、消費者側の意識を変えていくことが漁業の就業問題の解決の糸口になるかもしれません。これまでしっかりと学習してきた子どもたち。課題の解決の方法にも彼らなりの考えが、学習の成果として反映されているようにも思います。