学校日記

リアルが大切

公開日
2025/11/28
更新日
2025/11/28

校長室より

5年生は、理科室で実験をしていました。「ものが溶ける量には限りがあるのだろうか」食塩を水に溶かしていきますが、いくらでも溶けるのか実験をしていました。

最近は、タブレット端末を使って検索すれば、おそらく映像が見つかるはず。実際に実験なんかしなくても結果は分かります。

しかし、映像を見ただけ、シミュレーションしてみただけでは、結果は分かっても実感があまりありません。また、あまり考える必要もありません。「食塩の重さをきちんと測ろう」「まだ溶けるかな」「さっきまでは透明だったのに、今食塩を入れたら白く濁ってきた」など友達とやりとりしながら実験をしていくと実感が湧くだけでなく、予想したり、目の前の結果から考えたりと思考します。学習を効率よく進めることも大切ですが、子どもたちが考える機会がなくなってしまったら、よい学習とはいえないように思います。