5年生　社会　

米作りについての学習を進めている5年生。以前の学習スタイルとはちょっと違う学び方をしています。

これまでは、課題に対して全員が同じことを調べていく場面が多く見られました。この授業では、課題に対して同じことを調べることに加えて、新潟の米作りが盛んな理由について各自が予想をし、その予想に基づいて自分なりの見通しをもって学習を進めていきます。「耕地整理をし、用水の整備をしたことで、水が得やすくなるとともに機械化が進んだのでは」「品種改良によって収量が上がったのではないか」「農業を共同で行うことでメリットがあるのではないか」など各自が個々の課題を解決していきます。「新潟ではなぜ米づくりが盛んなのか」という最終的な課題は共通ですが、それぞれ違うアプローチをし、個々が学習したことを学び合いで共有するという形で課題を解決していきます。子供たちにとっては、まずは自分で設定した課題を探究していくことになるため、意欲が持続しやすく人任せにせず、学びが主体的なものになります。一見バラバラに学習しているようで、一つの課題解決に向けて協働的に学習を進めているのです。