漢字の同じ部分に注目!
- 公開日
- 2025/06/16
- 更新日
- 2025/06/16
校長室より
2年生 同じ部分をもつ漢字
「漢字を覚えるの苦手なんだよね」「何回書いても覚えられない」など漢字の学習を苦手とする子は少なくありません。人によって漢字の覚え方は同じではないですが、一文字ずつ全部をそれぞれの漢字として覚えようとしている場合、覚えきれないということがおこりがちです。
「漢字は、パーツの組み合わせ」と考えて取り組むと見え方がずいぶん違うのではないでしょうか。パーツそれぞれの意味や読み方、書き順が分かると、その字全体の意味や読み方、書き順がわかってきます。
例えば、「校」。字の右側は「交」で「こう」と読めます。意味としては、「交わる」となります。屋根に交差した木(千木・ちぎ)のある建物を「校」といい、その建物は学問を教えることに使うことが多かったという説もあるようです(栃木県の「栃木」は、栃木市にある神明宮という神社の社殿の屋根にある千木が、遠くから見ると10本に見えたことから「十千木(とおちぎ)」と呼ばれ、それが転訛して「とちぎ」と呼ばれるようになったとの説もあるようです。6年生は、8月に行きますね。ちなみに移動教室で行く「日光」の由来も調べてみてください。)。書き順は、左から右が原則ですから、「木」と「交」の書き順がそれぞれ分かっていれば、その組み合わせになります。
というように、漢字をパーツの組み合わせと見られれば、少しは覚えやすくなるかも・・・です。
2年生は、同じ部分をもつ漢字にとても興味をもって取り組み、「大きな犬がたくさん食べて太った」など文作りにも一生懸命取り組んでいました。