「一つだけちょうだい」
- 公開日
- 2025/06/24
- 更新日
- 2025/06/24
校長室より
4年生 国語 「一つの花」
「一つだけちょうだい」. これがゆみ子のはっきり覚えた、最初のことばでした。 まだ戦争のはげしかったころのことです。
と始まる「一つの花」。昭和28年に発表された、今西祐行の児童文学作品で、昭和49年にはじめて教科書に掲載され、平成元年以降は、すべての教科書に掲載されている作品なので、保護者のみなさんも覚えがある作品ではないでしょうか。
4年生は、場面ごとにこの物語の読み取りをしています。以前は話の流れを追いながら、その時その時の登場人物の心情等を読み取っていきました。今回の授業では、場面ごとに「ゆみこ」「お父さん」「お母さん」「読者」の4つの立場から各自読み取りをしていき、ページをX型に分割し、それぞれの登場人物ごとにノートにまとめていきます。その後子供達が読み取ってノートに書いた事柄を黒板の「X」型のチャート(思考ツール)にクラスとしてまとめていきました。この思考ツールとは、自分の考えを整理して、見えやすい形で表現するために役立つツールです。比較する、分類する、関連付けるなどの考えが整理しやすくなります。タブレット端末を使うようになってからよく使うようになりました。ノートの取り方も以前とは違う部分もあるので、ときどきお子さんのノートなどを見てみてはいかがでしょうか。