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『富岳の眺め』No.43  余録

公開日
2018/11/17
更新日
2018/11/18

コラム

『フランダースの犬』

1872年 イギリス人作家ウィーダによる児童文学。 
彼女がベルギー・フランダース地方を旅した際に
出会った大型犬に着想を得て執筆したと言われている。
日本での出版時、翻訳者は『赤毛のアン』の翻訳でも有名な
村岡花子さんだった。

私がアントワープを訪れた1991年当時は
アニメの舞台となるベルギーでは
全く無名の物語であった。

日本のアニメファンが数多く訪れることで
地元の人たちも次第にこの物語を知るようになったという。
今流行(はや)りのアニメ「聖地巡礼」のはしりである。

現在もなお、名作アニメのラストシーンとして
テレビで繰り返し紹介されることで
世代を越えてファンを増やし続けている。

  🐶    🐶    🐶    🐶

ちなみに十数年前まで私の実家で飼っていた愛犬の名前は
パトラッシュ、通称パトくんであった。