行動の選択
- 公開日
- 2022/12/07
- 更新日
- 2022/12/07
校長室より
今朝、とても寒い朝でした。いよいよ冬将軍の到来です。
皆様も、風邪などの感染症に十分お気を付けください。
さて、本日は朝礼でした。
今日は、本日の朝礼で話した内容を紹介します。
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テレビで暴力事件のニュースを見ました。
殴った人は、警察で「腹が立ったから」と話したそうです。
腹が立った時、無視する、我慢する、他の人に相談する、ぼやく、驚く、怒る、ののしる、暴力をふるう、悪口を言う、物にあたる、などいろいろな人がいます。
腹が立っても、人は同じ行動をとるわけではありません。
だから「腹が立ったから人を殴った」のではなく、腹が立った後「人を殴る」行動を自分で選択したのです。
暴力をふるう、ものにあたる、人に嫌がらせをするという選択がおかしい、というのは当たり前のことです。
人にはそれぞれ良い所があり、状況に応じて行動を選択します。
暴力や心無い言葉といった行動を選択すると、人は悪い行動にばかり目を向け、人の良さを理解しなくなります。
1・2年生は、これから1・2年、同じ学年の人と生活します。
嫌われ、恨まれる行動より、一緒に頑張れる行動を選択する方がよい、というのは、あたり前のことです。
社会の中では「自分勝手でない」「当たり前の」行動の選択が、その人や社会の成長につながります。
3年生の皆さんは、進路について考え、感情も大きく揺れ動くと思います。
進路も「自分の行動の選択」です。
中学校の卒業まで、あと3カ月あまり。卒業後は一生会えない人もいます。
だからこそ、進路選択に加え、クラスや学年の人が互いに尊重し合って卒業式を迎えることが大切です。
卒業後、中学校生活を思い出す度に「あの人は嫌だった」と一生言われるのは悲しいことです。
卒業に向けてお互いに温かい雰囲気を作ることが、「中学校時代は良かった」と思える宝物になります。
3年生の皆さんには、残る3カ月、そんな「行動の選択」をお願いします。
自分の行動は、自分が選んでいます。
他人がアドバイスをしても、最終的には、自分が行動を選択します。
自分と周囲の人が共に成長する「行動」を選択し、さらに素晴らしい砧中学校を作っていきましょう。
校長 大坂 崇