10月24日(火)の給食( ☆ 有機米を使用 ☆ )
- 公開日
- 2023/10/24
- 更新日
- 2023/10/24
給食
【 メ ニ ュ ー 】
・ご飯(有機米) ・とり肉のから揚げ
・和風しらすサラダ ・すまし汁
【 産 地 】
米:秋田(有機米:あきたこまち)
にんにく・鶏肉・ねぎ:青森
生姜:高知 キャベツ:群馬 人参:北海道
しらす:茨城 白ごま:スーダン・パラグアイ産
えのき:新潟 大根:千葉 豆腐:愛知・佐賀
油揚げ:アメリカ・カナダ原料 わかめ:三陸産
【 今日 の 一言 】
今日は無農薬・化学肥料不使用の「有機米」を使っています!品種は「あきたこまち」です。乳酸菌などの微生物の力を使って「イネが育ちやすい土」を作り、「自然との共生」「生き物が安心して住める土」をモットーに育てられたお米です。
世田谷区の施策として、これから毎月1回給食で使用していきます。生徒たちが給食を通して「有機米」という物を経験すると同時に、「自然」と「食」への理解が深まるよう、「給食だより」「各クラスの給食委員が読む手紙」にも取り上げています。
砧中では、いつも山形県のつや姫を使っています。しっかりした「粘り」と「甘味」が特徴なので、水の量は少し多めの1.27倍にして炊いていますが、今回は有機米なので少し加減して1.25倍で炊きました。
ご飯を中心に美味しく食事が進むように、おかずは「とり肉のから揚げ」と、カルシウムなどが取れる比較的栄養価の高いサラダの「和風しらすサラダ」、カツオダシが効いた豆腐・わかめ・えのきや野菜の入った「すまし汁」です。
炊き上がった有機米を食べてみると、新米なだけあってとても美味しい!水加減もうまくいったようで、やわらかくてお米のもっちり感もありながら、新米特有のみずみずしさと旨味・甘味を感じ取れます!これなら、おかずと一緒に合わせると、よりいっそう美味しく食べることができます!
いつものお米の「つや姫」もかなりいい物なので、そこまで特別に美味しいというほどの違いはありませんが、ただ「無農薬」・「化学肥料不使用」でこの味が出せることを考えると、すごいことなんだと思います。日本の農薬の使用基準は、「人体の健康に害を与えない」十分安全なものではありますが、有機米は「自然の恵み」のみで作られたことで地球環境にも優しく、より安心して食べることができるのでしょう。
ただ、その分生育にかけるコストが増えるため、値段も倍近くします。食材費の高騰に苦しめられるここ2、3年間の学校給食の状況を考えると、日常的に使うのは難しいです。いつか、値段の問題が解決し、給食で日常的に取り入れられるようになれば、それも「持続可能な開発目標」につながるのではないかと思います。
栄養士 岩黒