卒業式の練習が本格的に始まりました。卒業式はよく最後の授業と言われますが「式だから」ということばかりが先行し、「失礼のないように」などと言いながら形式的な指導にのみ終始するような練習は、それは練習ではなく訓練です。

砧小の6年生は、入学してきたときに立派な姿勢で入学式を迎えたはずです。運動会では立ち方を習い、各発表会では礼の指導、声の出し方、歌の歌い方、返事の仕方など、子どもたちの中に確かな学びが蓄積されてきた6年間でした。子どもたちからそれらを引き出し、束ねていくのが、卒業式の練習です。そういう意味で卒業式は、担任の先生はじめすべての先生たちとともに創り上げていく「最後の授業」です。6年間の集大成、総合力を発揮する6年生の姿が頼もしく、早くも涙もろくなってきてしまいます。