読書、してますか?
- 公開日
- 2025/10/29
- 更新日
- 2025/10/29
校長室より
月曜日の全校朝会の私からの話で、読書をしようという話をしました。11月は読書月間。秋刀魚や栗、さつまいも(ちなみにこの3つが、多くのアンケートで秋を感じる食材ベスト3に選ばれています)と、食欲の秋・・・も魅力的ですが、秋の夜長に読書はいかがでしょうか。小学生に限らず、子どもたちの読書時間は減ってきています。情報を得るという意味では、スマホやタブレットから映像や画像で分かりやすく、リアルタイムに情報が入ってきます。
しかし、「行間を読む」と言いますが、限られた情報量から自分で登場人物や情景などを「想像する(考える)」ことは、子どもたちの成長にとって大切なことです。映像は、細部までわかりやすく理解が進みますが、見た情報を蓄積していくことが中心であまり「考える」ことはしなくても済んでしまいます。また、「語彙力」も読書時間との関係があるとのデータもあります。
5年生の教室では、国語の学習「新聞を読もう」で全国紙と地方紙を読み比べる、違いを考えるということをしていました。新聞も読書と同じように写真はあっても映像はない、情報がリアルタイムではないなどの点はありますが、次々に映像が進んでいってしまうのと比べて、自分のペースで考えながら読み進めていくことができます。
学校でも図書の時間に読書をしたり、読書月間を設定したりしていますが、「親子で読書」はいかがでしょうか?保護者が読書の重要性を伝えている家庭の子どもは、読書をする割合が高いそうです。秋の夜長、ぜひ親子で一緒に・・・必ずしも読み聞かせや同時に読む必要はありません・・・親子でそれぞれが読書をして、本の内容や感想などを紹介し合うなど、「親子で読書」をしてみませんか?