【 メ ニ ュ ー 】

・チキンライス

・チーズオムレツ

・ポトフ

【 産 地 】

米：山形（庄内産つや姫）　　人参・ベーコン（オムレツ）・かぶ：千葉　　鶏もも肉（チキンライス）・玉ねぎ・バター・豚肩ロース（ポトフ）・じゃが芋：北海道　　調理用牛乳（オムレツ）：東京牛乳 使用　　卵：栃木　　ダイスチーズ：　　鶏ガラ：国産　　マッシュルーム缶：インドネシア産　　小松菜：茨城　　レンズ豆：アメリカ産　　白ごま：スーダン・パラグアイ産

【 今日の 一言 】

　先週は土曜日まで学校公開があり、給食もありました。お休みが日曜日のみだったので、今日は「みんなが元気に登校できるかな？」「やっぱりダウンしちゃうんじゃないかな？」と心配でしたが、いつもと変わらない登校風景を見れて、朝から安心しました。

　今週は教育相談があります。面談に来る生徒と保護者の方は、緊張した心もちで来校されるかもしれません。そして、おそらく先生たちも、少なからず緊張していると思います。今週は、食べやすいメニューをそろえましたので、給食時間は気持ちに余裕をもって食べてもらい、その美味しさでリラックスしてもらえればと思います。

　今日はチキンライス・チーズオムレツ・ポトフの組み合わせです。この３つの組み合わせは人気が高く、どれかが欠けてしまうと、他の料理もその美味しさがきちんと伝わらないと思います。生徒たちのこれまでの感想からも、この３つはできる限りそろえて献立に入れるようにしています。

　砧中のチキンライスは、ケチャップの他にも、具を炒める際に塩・こしょうと、ほんの少しの醤油・カレー粉を入れています。特にカレー粉は隠し味程度にすることで、風味に奥深さが加わります。ケチャップ味だけの単純なものにならず、かつ玉ねぎと人参の野菜のうま味と栄養、鶏肉のうま味も加わって、チキンライスだけでもパクパクと食べられてしまいます。その上で、味は薄めにしてあるので、オムレツなどの「おかず」と組み合わせても美味しく、「主食」としての役割もきっちりと果たしています！

　オムレツは、バター・ベーコン・玉ねぎを炒めながら塩・こしょうをして、牛乳・溶き卵・チーズを混ぜた後にオーブンで焼き上げています。チーズは四角い形の「ダイスチーズ」を使っていますが、場合によってはオーブンで焼き上げた後も、割とチーズの形がしっかりと残ることがあります。いいことのように聞こえますが、形が四角のまましっかり残ると、その重さでオムレツの底の方にチーズが集中してしまい、味に偏りが生じてしまいます。そこで、具材を炒める際には、チーズをなるべく溶かしてから火を止めるように、調理員さんにお願いしています。これにより、全体にチーズのコクが広がった、とっても美味しいオムレツになります。チキンライスのケチャップ味と重ならないように、ケチャップソースは無しで作っていますが、塩・こしょうとチーズによって、しっかりと食べ応えのある味になっています！

　最後に、ポトフです！前回までは牛肉を使うこともありましたが、豚肉でも牛肉でもその美味しさにあまり差がなく、食材の値上がりを受けて予算も厳しいので、今日はこれまで通りの豚肉で作っています。豚肩ロースのジューシーさが、かぶと小松菜、玉ねぎのさっぱりとした野菜のうま味と調和しています。シンプルな塩・こしょうによる味付けにより、素材のうま味をストレートに感じやすい料理です。生徒たちからも人気なので、この料理は「シンプル・イズ・ベスト」！よけいな調味料を加えないことこそが、正解なのでしょう。

　ポトフはキャベツをよく使いますが、砧中では小松菜をよく使います。小松菜の味が、豚肉の脂っぽさを気にならないようにしてくれるだけでなく、逆に「豚肉の脂」も小松菜の「子供が苦手とする風味」をカバーしてくれています。また、小松菜はそのしっかりとした緑色からも、彩りがちょうどよくなりますし、やっぱり「緑黄色野菜」としての栄養価の高さは、給食としても大変ありがたい！

　今日のメニューもしっかり食べて、明日も元気に登校できるようにしましょう！明日登校すれば、土曜日の振り替えでお休みが待っていますよ！

栄養士　岩黒