☆6月13日(金)の給食
- 公開日
- 2025/06/13
- 更新日
- 2025/06/13
給食
【 メ ニ ュ ー 】
・タコライス
・もずくスープ
・メロン
【 産 地 】
米(つや姫):山形 にんにく:青森 玉ねぎ:佐賀 豚ひき肉・大豆:北海道 ダイストマト缶:イタリア産 人参・メロン:千葉 ダイスチーズ:オーストラリア産 キャベツ・ねぎ:茨城 もずく:沖縄 たけのこ水煮:熊本・福岡 えのき:新潟 油揚げ:アメリカ・カナダ産大豆 豆腐:愛知・佐賀 レンズ豆:アメリカ産 白ごま:スーダン・パラグアイ産
【 今日の 一言 】
今日は沖縄県をテーマにした給食です!沖縄発祥で、街には専門の料理屋さんも数多くあるという「タコライス」、そして海に囲まれた沖縄県ならではの特産物「もずく」を使ったスープです!
このメニューは砧中において、大体1年に1回のペースで実施しております。盛り付けは複雑な方に入るので、私も調理員さんも「どうやって盛り付けていたかな?」という不安が毎回つきまといます。ですが、不安・未知数が多いということは、珍しいメニューとしての「ワクワク感」もあるということだと思います!新メニューやあまりやったことのない料理は不安ですが、その「ワクワク感」を給食として失わぬよう、これからも勇気をもって献立に入れていきたいと思っています。
タコライスは、元々はメキシコ料理の「タコス」から来ています。本来、メキシコではとうもろこしから作った生地「トルティーヤ」で具をはさんで食べる料理で、唐辛子やトマトなどで作ったサルサソースによるピリ辛な味付けが特徴です。メキシコでは屋台や家庭などさまざまな場所で食べられる、国民食と言っていいほど親しまれているそうです。
その「タコス」の具を、ご飯の上にのせて食べるという発想で生まれたのが、この「タコライス」です。海外の料理を取り入れて「ラーメン」「オムライス」「中華丼」「カレーライス」と日本独自の料理にアレンジしてしまうところが日本らしさであり、その発展させる力が日本のすごいところだと私は思っています。
本場のタコライスは、ご飯に「タコス」風のミートソースをかけて、キャベツとチーズを添えて食べます。色鮮やかな見た目と、「1つの食器」・「ワンプレート」だけでさまざまな味を楽しめることからとても人気で、今や東京のお店でも食べられるほど全国的に有名です。
さて、それを私はどうやって給食風にアレンジしたかというのが、写真の通りになります。ご飯とミートソースは「カレーライス」のように盛り付けます。この盛り付けはすでに生徒たちにも定着しているので、教室での配膳のしやすさにつながると考えました。
そして、キャベツの量は少なめにして、添える程度です。やはり子供は、「ご飯と野菜を合わせて食べる」ことに抵抗感をもつことはおかしくないので、「食べてみよう」という気持ちをもたせるためにも、量は少なくしました。それでも、キャベツのきれいな黄緑色が、見た目に彩りを与えてくれます。そして、ミートソースとご飯とキャベツ、これらを合わせて食べた時の美味しさも十分に感じます!これによって、「野菜と組み合わせることで美味しくなる!」ということを、生徒たちは体験できます。
そして、チーズについてですが、これも教室で盛り付けるとなるとさすがに大変すぎますし、そもそも加熱して安全に提供しなくてはなりません。そこで、形が四角の「ダイスチーズ」という物を、ミートソースに多めに入れております。これによってミートソースとチーズを一緒にしっかり加熱して安全確保、粉チーズと違って形が残るので、食べていると「チーズの味をしっかり感じる部分」が所々の残っているので、別添えしてあるかのような味を感じることができます。
盛り付けは「ジャージャー麺」と同じくちょっと大変ですが、食べてもらえるとその美味しさがわかるはず!1年生にとっては未知の料理かもしれませんが、ぜひ味の冒険をしてみてください!
もずくスープは以前勤めていた小学校では、とても大人気でした。しかし、4年前に砧中で実施した際には、「もずく」による黒い見た目によって、残菜がとても多く出ました。それから、毎年実施するたびに「もずく」の量を減らしてきましたが、いまだに残菜率が10%を下回らない。そこで今回は、もずくの使用量を1キロにまで減らしました!もうこれ以上は少なくできません!しかし、これで「もずくスープ」を食べることができた、もずくを初めて食べたという生徒が多く出てくれたら、本望です。
料理は見た目が大切で、中学生においては見た目をより一層気にするということは、確かにあります。それをふまえて、できる限り食べてもらえるよう、今年もがんばりました。もずくは成長期に必要な栄養もたっぷり!みなさん、ぜひ食べてください!
栄養士 岩黒