共通項はなんだろう?
- 公開日
- 2025/05/23
- 更新日
- 2025/05/23
校長室より
沖縄 と 北海道
5年生は、社会科で「あたたかい土地のくらし」と「さむい土地のくらし」として、沖縄と北海道のくらしや産業などの特徴を調べてきました。これまでに、沖縄と北海道それぞれの特徴は分かってきました。ここまでは、それぞれの資料から調べれば分かることです。大切なのはここからです。沖縄と北海道のくらしや産業のそれぞれの特色から共通項を見出し、なぜ、それそれの土地でその産業が発達してきたのか一般化していきます。表面的な事象しか見ていないと、共通項は見つかりません。それはそうです。気候的に違う土地なのですから。人々のくらしやその土地の産業は、気候や地形を含めた「立地」条件で決まってくることが多いです。例えば、北海道でサトウキビを作ろうとしても寒くて育ちません。それぞれの土地の気候などの立地条件に合わせて産業が決まってきます(最近は、気候や地形に関係ないものもありますが・・・例えば工場で栽培するレタスとか。これは、消費地への輸送や工場敷地の確保、労働力の確保と労働コストの高低等違う立地条件になります。)。子供たちがそこに気づくことができるかが、ここでの学びになります。友達とも精力的に意見交換をして、課題を解決しようとしている姿がとてもよかったです。