例えばこんな問題です。

ケーキが２３こあります。１はこに４個のケーキを入れます。全部のケーキを入れるには、はこは何はこいるでしょう。

簡単！わり算を習った３年生は軽快に解いていきます。

２３÷４＝５あまり３

これまでだと、答えは

・５こずつ分けて、３こあまる。

・５人に分けて、３こあまる。

といった具合になったのですが、今回の問題はどうしょう。ポイントは、「全部のケーキを入れるには」です。４こずつ分けて５はこ分できました。あまりの３こはどうしましょう。「全部のケーキを入れる」ので、その３こを入れるための箱が必要です。ということで、５＋１＝６で答えは、「６はこ」となるのです。ただ、聞き方（問題）が少し変わるだけで、「答え」が変わってくることがあります。例えばこれが、「４個ずつ箱に入れて売るお店」で、「商品としてでき上がる数」を聞かれているのだとしたら、答えは「５はこ」になります。あまりの３こは別で売るか、こっそり食べるか（笑）

「文章題が苦手」という児童がいます。それだけで「算数が苦手」と思っている子がいるかもしれませんが、その子には「本を読みましょう。」と勧めたいと思います。私がよく言っていますが、「算数は国語」なのです。逆（国語は算数）は成り立ちませんが、「○○は国語」は他の教科でも成り立つかもしれません。学習のべースとしての国語力、大切です。