9/19 山田さんは、守った。 3年生
- 公開日
- 2025/09/19
- 更新日
- 2025/09/19
できごと
+3
「山田さんは、守った。」
主語と述語があるので、一応文章としては成立していますが、これだけでは「???」という感じですね。まずは何を守ったんだろう、と気になります。何かのゲームで自分の陣地を守ったのかもしれませんし、約束を守ったのかもしれません。もしかしたら悪者から地球を守ったのかも!?なんて勝手に想像を広げられてしまっては困ります。もっと詳しく知りたいところです。
ということで、3年生の国語では、文章を詳しくする「修飾語」を使って文章をより分かりやすくする学習をしていました。冒頭の文章は、その中に出てきていたベースの文章です。
修飾語は、「どんな」「どこで」「いつ」「どのように」など文の状況や内容をより詳しく、具体的に説明します。ということで、「守った」ことについてを詳しくするだけではなく、「山田さん」を更に詳しく説明するための修飾語も加わります。タブレットの方にはこんな選択肢がありました。
やくそくを
きのう
となりの
わたしとの
せきの
全部加えると、
きのう、となりのせきの山田さんは、わたしとのやくそくを守った。
だいぶ詳しくなりましたが、こうなると更に「やくそく」を詳しくしたくなります。ただ、全てを注ぎ込むと一文が長くなり、分かりにくい文章になる場合もありますので、一旦文を切り、次の文で説明するのもいいですね。いずれにしろ、書いた文章は必ず読み返すくせをつけるといいです。そしてそこで違和感があれば違和感に気が付ける感覚が大切です。それは、「音読」で養われる力の1つだと思います。正しい文章を声に出して読むことが、文章の間違いに気が付くことができる力を育てる方法になっているのだと思います。理科や社会などの教科でも、声に出して読むことはおすすめです。前にちょっと触れたかもしれませんが、古文や漢文でも音読することでものすごく力が付きます。音読万能説・・・データはありませんが、「実感」としては確実にあるなと思っています。
国語の学習の軌跡が教室の壁に貼ってありました。子どもたちは身に付けた力を確認したり、学習の中で思い出すときに使ったりできていいですね。