委員会の採決は賛成多数となり、無事法案は委員会を通過し、参議院本会議にかけられることになりました。

この後、本会議が始まりますが、ここで参議院議員として参加する皆さんも採決の練習です。「賛成」「反対」の押しボタンを使って投票します。練習では、反対多数という結果に！さて、この本会議、まさか荒れる！？

参議院議長が登壇しました。こちら京西小学校から選出されています。そして、法案を提出した大臣も京西小学校の児童が務めていたので再度登壇しました。他には、委員会の委員長も説明のため登壇しています。舞台上には、この３人です。

議長がギャベルを２回叩いて開会を知らせます。

「エッヘン。」（言ってません）

ギャベルとは、参院議長の机の右手に置いてある木槌です。本会議を始めるときに議長がトントンと叩いて開始を知らせ、議場の議員に静粛を求めます。こちら、参議院だけで使われていて、衆議院にはないそうです。なぜ？

説明が終わり、いよいよ採決の時がきました。議長の呼びかけで参議院の皆さんが、押しボタンに手をかけます。練習では、リアルタイムで表示された結果も、今回は表示されません。どうやら議長の手元にだけは結果が届いているようです。議長から結果が発表されるとともに、ディスプレイにも表示されました。９２対８９で・・・可決！無事、法案は可決され、法律として施行されることになりました。大臣がお礼に深々と礼をして挨拶をします。

そうそう、忘れていました。今回審議された法案は、

「子どもの読書活動推進法案」

です。もちろん実際に法案として審議され、可決された法律です。法案の趣旨としては、総合的に子どもの読書活動を進める取組を行うことと、４月２３日を「子ども読書の日」とする、という内容でした。十分に審議、検討され、可決されたそうです。

そんなわけで、参議院体験特別プログラムに参加しました。なかなかの緊張感の中、実際の審議の様子を疑似体験でき、採決に全員が関わることができ貴重な体験になりました。

国会を出て、バスが停まる駐車場に向かいます。再び白と黄色の世界です。バスで移動します。少し早めに動くことができました。「ジャンボぎょうざなんて食べたくないんだからねっ！」と心の声が聞こえてきます。お腹が空いてきました・・・