算数で「円」の学習をしている６年生、円周の求め方、円の面積の求め方を学習しています。

円周の求め方も円の面積も求めるための公式がありますが、ただ公式を覚えて問題を解くだけではなく、公式に行き着くまでの考え方を学習するのが大切です。公式を自ら導き出すのです。この日は、面積を求める前の段階の学習でした。これまでの学習を使って、おおよその面積を求めていきます。例えば１枚目の写真にあるように、１ｃｍ画の線で仕切り、１平行センチメールに数と、半端な数を数えます。半端なものを例えば２つで１平方センチメートルと考え、大体これくらいの面積、といった目安を出していきます。最終的には、公式で円の面積を出すことができるのが目的ですが、どうしてそれで求められるのかを考えていきます。この過程が大切です。円を切ったり、重ねたりする過程を経て、面積を求める公式に行き着きます。たびたび触れているように、この過程を辿ることで、論理的な思考や算数、数学的な考え方を身に付けることが目的で、円の公式を求めることはその結果です。

もちろん子どもたちは新しい知識を貪欲に学ぼうとしますし、それで問題を解くことができるようになれば達成感も味わうことができますが、それは結果としての技術です。学習を通して、その過程の考え方やそれを考えることの楽しさが伝わるとうれしいです。

さて、昨日の日記で「６年生も少しずつ政治などにも興味をもっていってくれるとうれしい」と書きましたが、