５年生の図工は、彫刻・版画に入っていくようです。

木の板ではなく、スチレンボードに彫る版画でした。軽い力で彫ることができるので、彫りやすく、安全性も高いです。彫刻刀を使う前には、徹底的に安全指導を行います。よくお伝えしていますが、以前はよく彫刻刀でのけががありました。指先などのけがが多いので、大きなけがにもつながりやすかったです。今は手の平の真ん中に彫刻刀の持ち手の先を当て、他の指で包み込むようにもち、逆の手には軍手をして彫刻刀に添えるようにして、両手で彫るようにしていきます。これを守っていればまずけがが起こることはありません。

力を入れずに、手前から前に向かって、すーっと彫刻刀を進めるときれいにくるくると回った削りかすが出ます。均等にきれいにできたぐるぐるは達人の証です。この日は、裏面を使っての練習をしていました。表面は、水色の色が付いていました。どんな作品になるんでしょうね。

後半は、作品の鑑賞を行っていました。これまで何度も様子をお伝えした、段ボールで作られた食べ物たちです。制作過程でも見ていたとは思いますが、じっくり鑑賞して楽しんでいました。こういった鑑賞の時間も大切です。今年度はワンダーランド展覧会もあります。お互いの作品を楽しんだり、称え合ったりするすてきな場面がたくさん見られるとうれしいです。