算数「垂直と平行」の学習を続けている４年生です。この日は、マス目に何本もの直線がある図を見て、垂直と平行を探し出していました。

垂直と平行を探すなら、前回紹介した「三角定規」の二刀流ですが、この日は三角定規を持たず、鉛筆の先で何やら数字を数えています。三角定規を使わないで垂直と平行が分かるのでしょうか。

分かります！

この日は、マス目を使って、直線の「かたむき」に注目して、垂直と平行を見分けていました。いくつ横に行って、いくつ上がる（下がる）か、で傾きを導き出します。実際には、全て確かめるわけではなく、大体見た目で見当を付けてから確かめる、という感じです。この「見当をつける」ということも大切です。ただ、見当を付けるだけではいけませんので、そうであることを確かめます。数え間違いがないように、慎重に鉛筆を動かしていました。

さて、別の時に、廊下で総合的な学習の時間のまとめをしている４年生に出会いました。まとめを作っている様子を見たり、発表のリハーサルを見てくださいと言われてアドバイスをしたりしました。何だか楽しそうです。

ある子が、まとめに「国語の「ごんぎつね」の学習で使った「脳内メーター」を使いました！」と見せてくれました。ワークシートも傍らに置いてあります。別の教科の学習が他教科でも生かせるのはいいですね。様々な教科で、いっぱい「経験」を積むことが、今後の子どもたちの表現の「幅」になると思いますので、たくさんの経験をして、どんどん自分の中に蓄積していってほしいなと思いました。