学校日記

12/22 公式をつくる 5年生

公開日
2025/12/22
更新日
2025/12/22

できごと

5年生の算数では、図形の面積の学習を行なっています。台形や平行四辺形の面積を求めるようです。


台形の面積を求める公式というと、


(上底+下底)×高さ÷2


と覚えていらっしゃる方も多いと思います。これ、ただ教えて覚えてもいいんですが、それだとこの公式の意味も分かりません。ということで作ります。


この単元では、ここまでに平行四辺形の面積の求め方を学習しました。というか、それも作ったはずです。三角形の面積の求め方を使って!ということで、三角形の面積の求め方を使って作った平行四辺形の面積の求め方を使って、台形の面積を求める公式を導き出しました。一番単純なのは、同じ形の台形を上下逆さまに左右に並べ、それを平行四辺形と見て面積を求めていくと・・・下辺に上底と下底が並んでいます。平行四辺形の「底辺」にあたるここが台形の辺で言えば「(上底+下底)」です。それに高さをかけると台形2つ分の平行四辺形の面積が出ました。台形はその半分だから、、「÷2」をして・・・


他にもいくつかの方法で、この公式に辿り着くことができます。このときの授業でもたくさんの考え方が出ていました。


この図形のところって、「算数おもしろい!」となるきっかけになるのではないかなと思っています。言葉の式で意味を考えながら公式を導き出していく過程や、図形を動かして、組み合わせたり、分けたりするとき、ぴったりはまった気持ちよさ・・・算数の楽しさ、不思議さを感じるのにピッタリのところだと思います。機械的に公式を使って問題を解いていくだけよりも、その過程を楽しめたら・・・そんな風に思います。