学校日記

6/6 ヨウ素液再び 6年生

公開日
2025/06/06
更新日
2025/06/06

できごと

6年生の理科の学習では、再びヨウ素液が登場していました。


人体の仕組みについて学習をしている6年生、この日は「唾液」のはたらきを調べていました。ヨウ素液は、でんぷんに反応します。例えば、お米を水に溶かしたものにはでんぷんが多く含まれており、そこにヨウ素液をたらせば「青紫色」になります。ではそこに唾液を入れたらどうなるでしょうか。消化のはたらきを確かめていきます。


写真の先のとがった容器は「マイクロチューブ」と言うそうです。これは便利!昔はこの実験を試験管でやっていたので、唾液を入れるのに抵抗がある子もいたんですが、これならいいですね。何より、実験っぽさが段違いです。白衣を着たくなります。


人間の体の中を再現するために、40度くらいまで温めています。あたたまったら、開けて両方にヨウ素液を入れます。するとどうでしょう、唾液を入れていない方は、見事に青紫色になりましたが、唾液を入れた方には、ヨウ素液を入れても反応がありません。


この結果から言えることは、唾液を入れた方には、ヨウ素液に反応する「でんぷん」がなくなったということです。正確には唾液による消化のはたらきで別の物質になったのですが・・・


こんな風にして、人の体の中で起こっていることを再現しながら実験を行い、人体の仕組みについて学習をしていきます。実験もできるものとできないものがあるので、知識に頼るところもあります。理科室には、「人間の体」「人体」について本が集めて置いてありました。知識と実験による学習が良いバランスで組み合わせられるといいと思います。