6/11 三角定規二刀流 4年生
- 公開日
- 2025/06/11
- 更新日
- 2025/06/11
できごと
+6
分度器を使って「角度」の学習をしている4年生、基本的な角度の測り方などを学習し、少し複雑な応用問題にも挑んでいます。
例えば、単純に角度を測るだけではなく、三角定規を重ねて、合わせた部分の角度や重ねたときに間にできる角度などを両手に三角定規を構え、さらに分度器を脇に置いておき、角を作って角度を測ります。三角定規二刀流180-180です。そこから、三角定規のそれぞれの角の角度も分かってきました。そうなってくると、後は図で表された問題を「計算で解く」なんてこともできるようになってくるわけです。測らずに角度を知る方法が身に付いてきているのです。
さらに、別の時間には、今まで思っていた「角の概念」が変わる問題にも出会っています。「角」というと尖った先を思い浮かべませんか。子どもたちも「角」は何となく尖ったものというイメージをもっていたと思います。ですが、大きく開いた角もあります。180度を超える角、これも角です。360度分度器というものもありますが、一般的な分度器は180度までしか角度を測ることができないので、ここで大事になってくるのが「補助線を引く」という考え方です。180度とそれ以上の部分に分けて考えるわけです。
この「考え方」は、今後の図形の学習や他の分野、あるいはもっと広く「考え方」と捉えると他の教科でも生かせそうです。そんな風に、考え方を普遍化して、直接的ではないにしろ、何かの解決の糸口にすること、何かの時に急につながることも含めて、小学生でも少しずつ蓄積していき、高学年ぐらいになると、発揮する場面が出てくることもあります。全て、無駄なことはないと思っています。