10/24 とけるとは 5年生
- 公開日
- 2024/10/24
- 更新日
- 2024/10/24
できごと
5年生が理科で「もののとけ方」の学習に入っています。
初めに「とける」ということについて考えていました。「とける」と言えばという質問に、子どもたちからは、
鉄、チョコレート、アイス、氷、みそ、わたがし、ろうそく、なめくじ、塩、アメ・・・
などが挙げられていました。なるほど、一口に「とける」といってもいろいろです。「なめぐじ」が出るあたりがおもしろい。
「とける」にもいろいろあります。
「溶ける」「融ける」「解ける」「説ける」「熔ける」「梳ける」「鎔ける」
今回の理科の学習の中で言う「とける」は「溶ける」あるいは「溶解」というものになります。そして水に何か溶けているもののことを「水溶液」と言います。「溶ける」「溶解」の定義としては、
「ある物質が溶媒に溶けて均 一な状態になり、分散した粒子の大きさが溶媒分子の大きさ(水の場合は10-9m=1ナノメートル)程度まで小さくなって混ざり合った現象」
ということですが、難しい・・・要するに、見えなくなるまで小さくなって均一に混ざっている状態ということになります。それで言うと、子どもたちから出ていた中でこれに当たるのが、
塩
です。味噌もお湯に溶けてはいるんですが、水溶液ではなく、混ざり合っている状態と言えます。水溶液は、
・溶けた物が、目に見えない大きさにまで小さくなっている。
・溶液中に均質に広がっていて時間が経過しても沈殿を作らない。
・液は透明である。
といった条件が必要になるからです。コーラなどは色素さえなければ水溶液なのでしょうか?新たな疑問が湧いてきました。
これから「溶ける」を調べる実験が始まっていきます。